歴代記録

【プロ野球】完全試合達成者が1994年の5月18日以来いないという事実

投手の大偉業と言えば完全試合です。

その完全試合が1994年の5月18日以来達成者が現れていないのです。

完全試合とは

まず、完全試合の定義について話をしたいと思います。
野球やソフトボールなどで、1試合全て1人で投げて一切の出塁を許さず勝利することです。
エラーや四球で走者を出してしまうと、完全試合とは呼びません。

今回はプロ野球にフォーカスしているので、野球について深堀します。
日本のプロ野球では、3アウト/イニング、9イニング/試合で成り立っています。
1打者で1アウトなので、27人の打者を抑えることができれば、完全試合を成し遂げることができます。

仮に、四球など安打以外で走者を一人出し、無得点で試合に勝利した場合ノーヒットノーラン。
安打を許すも、無得点で試合が終わった場合、完封。
安打も得点も許したが、1試合投げきった場合、完投と定義されています。

記録の説明は、分かっていただけましたでしょうか。

次に、達成者について解説を行いたいと思います。

完全試合はどれだけ難しいのか

完投/完封達成者の人数はめちゃくちゃ多いです。
完投数最多は金田選手が365回、完封数はスタルヒン選手の83回です。
一人でこれだけの回数達成しています。
ノーヒットノーラン通算達成回数は89回で、中には1人で3回達成している選手もいます。
完全試合はわずか15回の達成のみで、2回以上達成した選手はいません。

因みに、完全試合はノーヒットノーラン・完封・完投が前提
ノーヒットノーランは、完封・完投が前提
完封は完投が前提になっています。

完全試合の難しさを分かっていただけましたでしょうか。
最後に完全試合を達成した選手は1994年の5月18日広島戦で登板した巨人の槙原寛己選手です。
それから24年という歳月が経ていますが、未だ達成者は表れていません。

準完全試合と言われるような惜しいケースはどの程度発生していたのでしょうか。

次は、惜しかった記録を見ていきましょう。

もう少しで完全試合!!ギリギリで逃したケース5選

1994年以降のみを抜粋したいと思います。

①初回に先頭打者に出塁を許してしまい、その後完全に抑えるも完全試合を逃したケース
1996年9月23日 vs近鉄
西武 西口文也
※先頭打者の水口選手にヒットを許す

②9回終了まで完全に抑えていたが、延長で完全試合を逃したケース
2005年8月27日 vs楽天
西武 西口文也
※延長10回ノーアウトにて、沖原選手がヒット

③無四死球のノーヒットノーランを達成しながら、味方のエラーにより完全試合を逃したケース
2006年9月16日 vs阪神
中日 山本昌
※4回に三塁手の森野がエラー

④継投により、完全試合を達成したケース
2007年11月1日 日本シリーズ第5戦vs日本ハム
中日 山井大介(8回)⇒岩瀬仁紀(9回)
日本プロ野球では1人での達成のみが完全試合と認定されるため、完全試合として記録されておりません。

⑤9回2アウトまで完全に抑えていたが、完全試合を逃したケース
2012年5月30日 vs楽天
巨人 杉内俊哉
※中島俊哉を2ストライクまで追い込むも、初四球。ノーヒットノーランは達成

西口選手は惜しかったですね。1994年の槇原選手以降で最も完全試合に近かった選手ではないでしょうか。

まとめ

皆さん、いかに難しい記録かわかりましたでしょうか。

スポーツ番組によく出演している槇原選手ですが
これほどまでに難しい偉業を成し遂げていたんですね。

点数を取った取られたや勝ち負けだけでなく
こうした記録にも注目しながら野球を見れると
もっと観戦を楽しくすることができますね。

これからのプロ野球界にどのような偉業がでてくるでしょうか。

現役の選手に期待を寄せて、みんなで野球を盛り上げましょう。

POSTED COMMENT

  1. 774 より:

    阪神ではなく、広島戦では?

    • むーむ より:

      コメントありがとうございます。
      ご返信遅くなり申し訳ありません。
      広島戦の間違いでした。
      ご指摘ありがとうございます。

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